第7回 SGH Global Cafe ―SGH海外研修フィリピンFW 事後報告会―

2月10日(月)

今年度のGlobal Cafeも最後となりました。1月に実施されたフィリピンFWの実施報告と、今年度のフィリピン研修全体を振り返りながら、会場に足を運んでくれた生徒と議論を深めました。会のはじめには5分ほどのフィールドワークでの活動や現地の様子が動画で放映され、動画による発信もすっかりスタンダード化していると感じました。
フィリピン研修に参加した9名がそれぞれの視点から体験したことや学んだこと、また、問題と感じたことや現地を訪問したことで考えが変わったことなどを語りました。

<参観した生徒の感想>
フィリピンを支援すべき国と思っていたが、実際に行ってみて違う印象を抱いた、という意見が面白かった。フィリピンの近況を知ることで、自分の意識問題がいかに日本での“当たり前”が根付いているかを知って、当たり前だと思っていたことを新たな視点から見直すことに役立てたい。
(中等2年生男子生徒)

SGH_7thGlobalCafe_digital_signage

ISSチャレンジ 生徒課題研究成果発表会

2月22日(土)

SSH部門、SGH部門のそれぞれでファイナリストに選ばれた生徒8名が登壇し、最終審査に向けて口頭発表を行いました。いずれの研究も研究の質が高く、最終審査結果がどのようになるか最後までわかりません。この日は口頭発表の他に、SGH部門のセミファイナリスト15名はポスター発表をおこない、来場された他校の学校の先生方や大学の先生方、同窓会の皆さんからたくさんのアドバイスや意見交換が行われておりました。

ファイナリスト、およびセミファイナリストの一覧は以下の通り。

SGH部門ファイナリスト
■「ドキュメンタリー作品による原子力発電に対する意識改革」
■「市民として未来を構築するための歴史教育を考案・実施する」
■「スタートアップで考えるe-sportsへの取り組み」
■「子どもの貧困対策における複合的なアプローチの効果の検証」

SGH部門セミファイナリスト
■「学校ビオトープ有効活用のための再生管理の実践」
■「生徒が考えるセクシュアルマイノリティ教育の新しい授業計画案」
■「障がい者と相互理解・交流に対する意識の向上 ~生徒のためのきっかけ作り~」
■「初等教育への社会貢献教育・寄付教育の導入」
■「都市農業プロジェクトを通した地域参画意識の研究 – 日本のボランティア意識の変革を図る仕組みとは -」
■「大学食堂においてフードロスをロスするための キャンペーンの考案・提案」
■「算数と数学のギャップを埋めるには」
■「地域が支えるこども食堂の仕組み」
■「日本の子どもたちが自己肯定感を高めるためのテクノロジー活用策」
■「外国人観光客に向けた防災対策について」
■「中高生の関係人口がつくるサステイナブルな地域」
■「ICTを活用した異文化理解の促進」
■「ボランティアを通して考える高校生の意義と役割」
■「エシカル消費の意識を高めるための食育プログラムの提案」
■「外国人観光客が日本の医療を受けやすくるための改善策」

<当日の様子>
IMG_8430 IMG_7094 IMG_0312 IMG_4425 IMG_0860 IMG_8076

フィリピン研修事前学習 学習キットづくり

1月10日(金)
フィリピンFWが目前となりました。生徒はまだ漠然としているようですが、いくら準備しても足りない!とも感じているらしく、焦りも見えます。この日は事前学習として冬休みの課題であった「私の日本紹介」を英語でプレゼンしたのち、研修参加者全員で大泉学園駅前の100円均一ショップに行きました。
フィールドワーク2日目に予定しているNPO法人アイキャンのスタディーツアーの中で、路上の子どもたちを支援するドロップインセンターへ訪問する予定です。今回、本校SGH事業も最終年度を迎え、フィリピン研修も最後となることでしょう。研修2年度目に初めてアイキャン様のお世話になり、今回も縁があって再訪問が叶うことから、感謝の気持ちを込めてドロップインセンターの子どもたちに、学習キットをプレゼントすることとなりました。

<学習キットづくりの様子>
IMG_4310 2

第4回関東・甲信越静地区高校生探究学習発表会

12月15日(日)

立教大学主催の課題研究発表会への参加も4年連続となりました。毎年クリスマスに近い時期におこなわれるため、この段階で外部発表会に出場したチームは場数を踏んできているため、緊張感がないわけではありませんが、研究内容と成果に自信を持っている様子が伺えました。
今回の参加で、プレゼンテーションの日本語・英語部門でそれぞれ金賞・銀賞と入賞を果たし、ポスターの英語部門でも優秀賞をいただきました。

参加したチーム、および結果は以下の通り。

■プレゼンテーション日本語部門
「市民として未来を構築するための歴史教育を考案・実施する」 金賞

■プレゼンテーション英語部門 Reformation of awareness on nuclear power plants with a documentary film 銀賞

■ポスター日本語部門
「子どもの貧困対策における複合的なアプローチの検証
ワークショップを通した インクルーシブ教育の理解度の向上」

■ポスター英語部門
「Improvements on Providing Japanese Medical Services
to Foreign Tourists」 優秀賞

rikkyo

NPO法人アイキャン東京事務所 出張講演(フィリピンFW事前学習)

11月29日(金)の16時より、認定NPO法人アイキャンの東京事務所に所属していらっしゃる池上里実様に、アイキャンの団体や事業活動について紹介いただいたり、現地マニラでの経験などから様々なことを講話いただきました。
「社会的弱者 子供や女性のために我々ができること -アイキャンの活動と展望」と題し、パヤタス地区やマニラの路上事業が近年どのように変化してきているのか、生徒たちは1月のフィールドワークに向け、現地への理解を深めています。

<講演の様子>
IMG_8590a

課題研究支援セミナー 立教大学 法学部政治学科教授 倉田 徹 先生を招いて

2019年11月27日(水)

今回は本校の後期課程生徒全員を対象とした講話ですが、SGH海外研修 香港・深圳フィールドワーク事前学習の一環でもあります。講義のテーマを「香港の若者はなぜ立ち上がるのか? 雨傘運動と逃亡犯条例改正反対デモ」とし、倉田先生のご専門である中国現代史から広く中国についてお話しいただくと共に、緊迫する香港情勢についてお話しいただきました。

<生徒の感想>
ご講演の中で、「自分の中で信念としていることを貫き通す」ということが印象的でした。私自身、この1月にウガンダの難民居住地に渡航して子供達へ支援を行います。その活動の中で「自己満足」や「偽善」と言われたり、自分で思ったりします。一方で、先生のお話にあったように、私の活動を支えてくださる方がいることも事実です。香港の学生も信念を持って活動していると思うので、活動の内容、規模は違うかもしれませんが、沢山のことを吸収しながら、若者としての強みを活かしながら頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。

授業研究会 SGHポスターブース

11月22日(土)

2年に一度開催される本校の授業研究会が11月22日(土)に開催されました。
こういった機会を活かし、SSH/SGHで研究している生徒が日頃の成果を発信しております。

普段は後期課程の生徒のみが発表をしますが、この日は前期課程の中でも優秀な研究チームも発表の機会として研究内容や進捗状況を発信しておりました。想定よりも多くの方にご来場いただき、中には来場者の方と名刺交換をしている生徒もおりました。こういった機会での発信や交流は意義のあるものだと実感する瞬間でした。

IMG_3678a IMG_4729a

 

大阪清教学園 SGH交流 Seikyo Gakugen meets TGUISS

10月9日(水)

この日は大阪清教学園の高校生の皆さんに来校いただき、本校生徒と交流を行いました。今回の交流ではポスターを中心とする課題研究発表をおこなうと同時に、「課題設定ディスカッション」にも力を入れて交流企画を行いました。
課題設定ディスカッションは、SDGsに関連したテーマを5つ用意し、そのテーマの中で「課題設定」をすることをゴールとしました。国際的に「課題」として解決すべき問題を「課題」として設定できるかどうか、両校生徒の日頃の研究活動や課題解決力を活かしながら議論が展開されておりました。

以下、焦点を宛てたSDGsと関連するテーマ
①貧困
②水・環境・気候変動
③健康・福祉・医療・産業
④教育・文化・言語
⑤平和・人権・ジェンダー

運営の中心となった中等5年生の活躍もあり、充実した交流となりました。東京フィールドワークの一貫で本校に来校してくださった大阪清教学園の皆さま、誠にありがとうございました。

2019年度 第2回外部評価会

10月19日(土)

今年度2回目の外部評価会が行われました。同窓会の皆さんや、本学の大学教授の方々に来ていただき、生徒の研究に様々な助言や指導をいただきました。
年度末に発行されている本校SGHの年次報告書にも、外部評価会の項目に記載がありますが、この外部評価会に参加する生徒のチームは構内のコンペティションであるISSチャレンジで上位に入賞する傾向にあります。
やはり、積極的に専門家や知見のある人物から評価を得ようとするチームの研究は、質の高いものになる傾向にあるようです。今回参加した13チームの研究はどのような成果となるのか、ISSチャレンジでどのような結果を残すか期待されます。

<外部評価会の様子>
IMG_4419 IMG_6142 2 IMG_4839

第5回 SGH Global Cafe 留学体験講話

昨年度の夏から1年間、海外へ留学をしていた生徒や、夏休み期間中にトビタテ!留学JAPANなどを利用して短期留学をした生徒が登壇し、参加者へ体験したことや学んだことを語りました。
来年度に中等4年生(高校1年生)となる中等3年生が参観者として多かったように見受けられしたが、中には1、2年生の生徒も、先輩たちの海外での生活や体験を興味深そうに聞いておりました。