第5回 Global Café MSU 海外研修報告会

10月17日(水)

東京学芸大学と協定関係にあるミシガン州立大学と協同でおこなった海外・国内研修の報告会が行われました。研修に参加した生徒から、現地の高校生や教員が原子力および原子力発電についてどのように考えているのか、それを受けて自分たちの研究や原子力や原発の考え方にどのように影響したのかなど、ツアーの様子も含むめて報告していました。

ミシガン-日本高校生科学交流プログラム(7/23〜8/11)

ミシガン州立大学(MSU)と東京学芸大学が調停を結んだことを契機として、今夏MSUと連携したSSH・SGHの高校生海外研修プログラムを実施しました。日米の高校生16名がNuclear Scienceをテーマとして、アメリカでの10日間と日本での10日間という長期にわたる研修に参加したものです。米国では、様々な分野の見識のある研究者や専門家にご講義いただき、原子核科学について学びました。また、MSU博物館では展示についての学習、Fermilab(フェルミ国立加速器研究所)の見学、シカゴ大学でのシカゴパイル号およびマンハッタン計画の学習などを行いました。日本では、つくばのKEKやJ-Park、福島の市民放射能測定室たらちねや楢葉遠隔技術開発センター、株式会社IHI横浜事業所、広島の原爆平和記念資料館などを訪問しました。アメリカと日本の若者たちが3週間にわたり寝食を共にしながら、素粒子物理学・原子力発電と未来のエネルギー・核兵器廃絶等の問題について知見を高め意見を交換するという、大きな意義のあるプログラムでした。

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交流委員会×SGH 第3回 Global Café ベトナム高校生交流

6月29日(金)

ベトナムの2つの学校から来日した高校生と交流を行いました。ISSの紹介と日本の伝統文化をテーマにしたカードで神経衰弱を楽しんだ後、ベトナム高校生から生徒の生活、学校の様子、地域の様子を紹介がありました。ダナン高校のプレゼンでは生徒の1日が紹介され、5時50分に起床、6時45分から学校が始まるという日本とは違った生活リズムが紹介されると、驚きの声が上がりました。学校の近くにある世界有数のビーチやドラゴン橋といった観光名所も紹介してくれました。次のフエ高校はかつてベトナムの首都だったとのことで、日本でいう京都のような都市だと紹介してくれました。遺跡も数多くありベトナムの歴史を感じられる都市でした。街並みや文化、食事などの紹介や学校での日本語教育の紹介もありました。また、伝統衣装のアオザイを着てくれた生徒もおり、ベトナムの文化を直に感じることができました。最後は2校とも素敵な踊りを披露してくれ、楽しい交流ができました。

TGUISS 第6回公開研究会 SGH情報交換会

6月23日(土)

この日は本校の第6回目となる公開研究会が開催され、全国から500人を越える方が来場されました。午前中には各教科による公開授業がおこなわれ、その後お昼休みにはSGHで研究をしている生徒によるポスターセッションがおこなわれました。午後の時間ではSGH情報交換会が開催され、会の後半では本校でSGH研究をした卒業生3名が登壇しました。SGHでの活動や研究を通してどのような知識やスキルが身に付き、そして大学での学びに活きているか、参加者にとって有意義な情報を聞くことができました。

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UCL Japan Youth Challenge 事前研修②

7月27日(金)に出発するUCL研修の第2回目の事前学習会が行われました(6月18日(月))。少子高齢化社会に関する提示されたトピックから各自が選択し、英語でまとめたものについて、担当の先生方と情報交換をしました。前回よりも、理解が深まった生徒が多く見られました。旅行保険や旅程の案内も行われ、準備が着実に進んでいます。

第2回 課題研究支援セミナー 東京大学 小川雄一先生による講演「核融合の最前線」

6月18日(月)、東京大学大学院新領域創成科学研究科の小川雄一教授をお迎えして、「核融合の最前線」についてご講演いただきました。これは、MSU研修の事前学習の一環であると同時に、昨年度から4年生が社会科と理科の連携授業として取り組んできた「原発とエネルギー問題」に関連して、第一線の専門家から最新の知見を教えていただこうという取り組みです。小川先生は、あらかじめお伝えしてあった生徒たちからの質問に答えるかたちで、核融合と核分裂の違いや各種エネルギーの科学的な比較などについて噛み砕いてお話しくださいました。寺田寅彦の「正当に怖がるのはなかなか難しいことだ」という言葉を紹介しつつ、個人の判断と国民としての選択はどうあるべきかについて問いを投げかけてくださった先生のお話は、生徒たちそれぞれの中にリアルな思いを残したことでしょう。

<セミナーの様子>

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<生徒の感想>

原子力や核分裂について去年数回授業を受けたことがありましたが、今回の講演でその知識を確かめるとともに、理解を深めることができました。所々とても興味深い内容があって海水から燃料をとることができること、高温プラズマを閉じ込めること、そして今回のメインでもある核融合について学ぶことができました。海水から燃料をとることができるのはとても合理的だと思うし、地球温暖化が進んでいる今、使えるな、と感じました。その上、プラズマに関しては今まで確かな知識を得たことがなかったため、「第4の状態」というのが面白いなと思いました。固体→液体→気体までが普通だと思っていたけど、核と電子がセパレートに動くようなプラズマの存在にすごく興味を持ちました。私自身、科学が得意というわけではないため、講演内容全てをしっかり理解することができなくて少し残念でしたが、以前よりも核融合やエネルギーについて興味を持つことができました。核融合に対する多くの人の抵抗などを減らすための意識転換が課題となっていることが分かったので、それについて何か調べたりできることがあったらしてみようと思いました。今日は貴重な講演をありがとうございました。また機会があればお会いしたいです。(4年女子)

第2回 Global Café SGH香港研修 報告会

6月13日(水)

第2回Global Café では、前回のフィリピン研修報告会に続いて、昨年度末に実施されたSGH香港研修の報告会でした。参加した生徒から研修中の体験、学んだこと、現地でのちょっとしたトラブルにどのように対応したかなどを、来場者に向けてプレゼンをしました。研修のダイジェスト動画も生徒が作成し、参加者を魅了していました。今年度の香港研修に参加を希望する生徒が増えるかもしれません。また、今回は宣伝用のポスターも生徒の手作りで、見る人を惹き付けるものとなっていました。

<活動の様子>

IMG_0053  香港研修報告会 ポスター

<生徒の感想、および研究とのつながり>

SGHの香港研修について全く知らなかったので、具体的にどのような事をするのか分かり、参加して良かった。香港の中国との差別問題など踏み込みにくい事もディスカッションしたと聞いて、貴重な経験ができる研修だと分かった。英語力に不安があるが、挑戦してみたいな、と思った。
自分はSGHに参加していて、行動経済学(ナッジ)を利用した、日本人の運動能力向上の研究をしている。そのため、香港でナッジが利用されている施設などに訪問できたら面白いと思った。(5年男子)

研修に行きたいと感じた。研修の具体的な様子を知る事ができ、自分の研究への新たな刺激になると思った。参加するためには日頃の研究が重要になると感じた。中国本土ではなく香港で、中国による影響、反発、そういう点を知ることができそうでいい、と思った。
私の研究はメディア(文学や教材)における日本と中国、韓国の関係についてだ。現地に実際行って人々の生活、町の様子を見ながら、どれほど政治に影響されているかが知りたい。(4年女子)

2018年度 第1回SGH研究者代表ミーティング

5月30日

今年度もISSチャレンジSGH部門にエントリーした生徒が集い、第1回のミーティングがおこなわれました。
課題研究が浸透してきたためか昨年度よりも参加者が多く、総勢70チームのエントリー数となり、意欲的に取り組む生徒が増えてきたように思います。今年度のおおよそのスケジュール確認のほか、6月23日(土)におこなわれる本校第6回公開研究会でのポスター発表への参加募集や、和歌山県で開催される津波サミットの案内などがありました。

<活動の様子>

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第1回 Global Café フィリピン研修報告会

<報告概要>

5月22日(火)の放課後、本校のE棟201にて、第1回Global Caféフィリピン研修報告会が開催されました。
訪問した施設での様子をスライドで紹介しながら、体験したことや学んだことを報告しました。フィリピン社会の実際や子供たちの現状について、日本人の私たちに何ができるかなどを考えました。特に、毎年訪問させていただいている Colegio de Santa Monica de Angat小発表者からは、自分たちの課題研究とのつながりについて考えることも重要だが、それ以上に研修を通して現地の人々の暖かさに触れたり、生活の現状を部分的にでも知ったりすることで、人として成長することができたと、参観者へメッセージが送られました。

<報告会での様子>

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<参観した生徒からの感想>

一番印象に残ったのは、“行ってみたからこそ分かることがある”という言葉でした。自分の研究とそこまで関わりがないようなことでも、何らかの形で学ぶことがあったり、]知ることができたりする、と言っていて参加する意義のようなものを知ることができました。(4年女子)

色々な団体や子どもたちとの触れ合いの中で多くの学びがあるのだと感じた。自身の研究だけでなく、実際に現地に行くことで様々なことを見て感じ、経験豊富となるのだと思った。絶対に行きたいと思えた。(4年女子)

 

スーパーグローバルハイスクール中間評価

9月29日(金)

文部科学省ホームページにて、平成27年度スーパーグローバルハイスクール指定校の中間評価が発表されています。この中間評価は、指定から2年間のSGH校としての活動を評価し、各指定校が研究開発等の内容を見直す機会とし,事業の効率的な 実施を図ることを目的とするものです。

スーパーグローバルハイスクール(平成27年度指定)の中間評価について

今回の中間評価を受け、本校のSGH活動をさらに発展させることができるように取り組んでいきたいと思います。