第6回 Global Café

11月30日(木)

今年海外留学を経験した5年生4名、4年生1名が主催し、留学での体験を語るGlobal Caféを行いました。それぞれが留学先で学んだことやそれまでの準備、これから留学を考えている人へのメッセージなどを自分の言葉で生き生きと語っている姿が見られました。会場には前期課程の生徒の姿も見られ、真剣に話を聞いている様子でした。異なる文化や言語を自分で直接体験することで見えてくるものや、考え方への刺激があると思います。これからもぜひ実際に海外に出て、その経験を共有してほしいと思います。

<活動の様子>

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関西大学高等部との交流 & 第5回 Global Café

7月26日(水)

 本年度も本校において関西大学高等部とのSGH校交流を開催しました。関西大高等部からは生徒16名が来校し、本校からは4年生・5年生を中心に28名の生徒が参加しました。今年度は交流の前半としてGlobal Caféを開催し,そこでのお話を受けて後半にディスカッションを行うことで、『人間の安全保障』という大きなテーマにせまることを目指し、両校の生徒とも高い意欲をもって参加していました。
 前半のGlobal Caféでは講師の仲佐かおい氏(国際移住機関職員 現在南スーダンで避難民支援活動に従事)に『南スーダンの今-避難民支援と国際移住機関の仕事-』というテーマで講演をいただきました。現場の生の状況を踏まえたお話は参加した生徒にとっても大いに刺激になったようです。後半のディスカッションでは「人間の安全保障と平和-我々には何ができるのか・何かできるのか?」というテーマで話し合いを行いました。はじめはなかなか活発にならなかった議論も質疑を経て熱がこもったものとなり,国連に対する批判なども飛び出すような刺激的な議論となりました。日本の高校生である自分に何ができるのか、何かできることはあるのか、真剣に考え悩むことは、現実の社会に踏み出す大きな一歩になると思います。

<活動の様子>

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<参加生徒より>

 今回は私たちとの交流会という形で難民問題や諸各国のインフラ問題などについて生徒同士で深く考えることができ、自分にとってはとても良い経験となりました。学校という場は普通に生活をしていると、このようにあるテーマについて深く話す機会は滅多にありません。そのため今回のような場で同一の問題に対し知識・関心のある生徒同士で話し合うことは良い刺激になりました。また、外部の生徒との交流ということで、友達とするような軽い議論ではなく、真剣な話し合いをすることができたのも個人的には嬉しかったです。(5年生)

 先日の交流会では、たくさんの刺激をもらいました。関西大学高等部の皆さんの喋りの上手さに圧倒されつつ、それに負けないように、アイディアを出しました。本当に深い話し合いができて、結局私たちは何もしていないのではないか、できないのではないかという葛藤にかられつつ、アクションを起こしたいという思いをもって良い時間を過ごすことができました。自分一人でできることは小さいことかもしれないけれど、今回のように違う地域、年齢の人と考えを出しあって、世界で起きている問題解決の力になっていきたいです。(4年生)

 仲佐さんには貴重なお話をお聞かせいただき、とても感謝しています。日本に暮らしているとなかなか意識することのない難民の問題ですが、実際にそうした方と接している仲佐さんのような方がいらっしゃることを知り、遠いものだった難民という言葉が考えていたよりも身近に感じることができるようになりました。ディスカッションで考えたような解決策は壮大なものが多く、すぐに実行できるとは思いません。ですが、たとえ他の人を変えることができなくても、僕自身は、これまでのような傍観者の立場ではなく、難民の問題に自発的に関わっていこうと思います。そこで、まずはそういった情報を得るためにアンテナを伸ばすことから始めていきます。(5年生)

第4回 Global Café『フィリピン研修報告会』

7月18日(火)
放課後、メディアセンターにて5年生9名・6年生3名による第4回Global Café「SGHフィリピン研修報告会」が行われました。フィリピンでの実際の体験から感じたことや学んだことを報告し,最後にはフィリピンで体験したアクティビティを参加者全員で行いました。フィリピンの社会と子供たちの現状や,日本人である私たちにどんなことができるかなどを考えました。参加した生徒からは「フィリピン研修について具体的な内容や心構え,準備についてなどを知れてよかった」「フィリピンに行くだけではなく,行った先で何を学ぶのか,それをどう伝えるのかを考えることが必要だと思った」等の感想が寄せられました。

<活動の様子>
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また、8月3日には、PNLSC(フィリピン日系人リーガルサポートセンター)からニューズレターが届きました。生徒が、日系2世のお二人と交流した際の様子が写真とともに掲載されたのです。「戦争の傷跡の深さを学んだ」「愛する家族と一緒にいられる事は決して当たり前でないことを実感した。」という感想文を目にして、参加者は改めてフィールドワークで学んだ事を再考し、今後の活動に反映させる機会となりました。

第3回 Global Café『ベトナム生徒との交流会』

6月19日(月)

昨年に引き続き、ベトナムから20名の高校生を迎えて交流を行いました。日中は本校の4~6年生の生徒がバディとなって一緒に授業を受けたり昼食をとったりし、放課後は6年生2名がファシリテーターとなって第3回Global Caféを開催しました。それぞれの街や学校生活の紹介,グループディスカッションなどを通じて,お互いへの理解を深めることが出来ました。

<活動の様子>

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<生徒の感想>

 ベトナムからの高校生とISSの生徒が和気藹々とした雰囲気で交流できたグローバルカフェを企画・運営できたことを嬉しく思います。ディスカッションなどを通じて、普段あまり知ることのできないベトナム人高校生の生活やベトナムの文化について学べたことはとても貴重な機会になりました。また、ベトナムの高校生の日本語の堪能さには驚かされました。私たちも彼ら同様、異文化に目を向け、積極的に交流していくべきだと改めて感じました。

 

第2回 Global Café 『私たちの知らない「難民」~「難民」は本当に「難しい人」なのか?~』

5月9日(火)

 今年度第2回のGlobal Caféが開催されました。4年生7人、6年生2人が主催し、テーマは『私たちの知らない「難民」~「難民」は本当に「難しい人」なのか?~』です。

<主催者より>

 この度のグローバルカフェでは,現在の難民問題についてのプレゼンテーションを行いました。難民問題をプレゼンテーションやクイズを通して数値的な視点から見たり,難民問題という広い枠組みではなく,難民の方一人一人の生活に着目しました。また,ディスカッションを通して参加してくれた方々に難民問題に対してどう考えているのかなど積極的に意見を出してもらいました。このグローバルカフェを通して少しでも難民問題に興味を持ってもらい,身近に感じ,難民は私たちと変わらない一人の人間であるという事を感じてもらえたらよかったかなと思います。

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 近年,話題になることが多いテーマでもあり、多くの参加者が集まりました。6年生からは難民問題の現状についての発表があり、4年生はワークショップ形式で難民について知る機会を作っていました。参加者同士が意見交換をする場面も見られ、「想像していたよりも日本の難民受け入れ数が少なくてびっくりした。一方的なお金の支援ではなく教育(知識の支援)が必要だという意見に共感できた。」「ISSの生徒にはいろいろな活動をしている人がいると思った。自分でもそういった活動をできればいいと思う。」といった感想もありました。

 

 

第1回 Global Café 『Fashion Revolution Week @ TGUISS』

4月25日(火)

今年度第1回のGlobal Caféが開催されました。6年生2人が主催し、テーマは『Fashion Revolution Week @ TGUISS』です。

<主催者より>

 Fashion Revolution Week は、ファッションの生産背景を考える国際的なキャンペーンで、2013年4月24日に、1,100名以上もの衣料労働者が亡くなったバングラデシュでの「ラナ・プラザ崩壊事故」以降、毎年開催されています。このビルには、ヨーロッパの大手ファッションメーカーが多く入っており、その安全管理が疑問視されました。

 カフェの目的は、ファッションの抱える社会問題を理解し、私たちは何をするべきなのか、何ができるのかを考え直すことです。TGUISS生として、一人の消費者として、生産者や環境に配慮したファッションの新しい楽しみ方を提案しました。

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初めてGlobal Caféに参加したという前期生徒の姿も見られ、充実した時間となりました。参加者の感想からは、「今まで服を買うときに、なんでこんなに安く買えるのか不思議に思ったこともありましたが、それよりも安い洋服が買える嬉しさが大きく、そこで働いている人のことを深く知ろうとしていなかった」といった、今までの自分を振り返る感想も出ていました。

今年度も様々なテーマでのGlobal Caféが開催される予定です。

第12回Global Café 『塩家吹雪氏(NPO法人シオヤレクリエーションクラブ理事長、日本パラ陸上競技連盟普及振興委員、陸上競技クラブチーム AC・KITA代表)講演会』

日時:3月14日(月)
場所:本校E棟201室
  障がい者スポーツをテーマとして課題研究を進めている5年生2名が、研究の過程において塩家吹雪氏にインタビューをしたことをきっかけに、5年生対象の講演会が実現した。

第11回Global Café  テーマ「今なぜ食育が必要か? 食育の社会的意義とは?」

日時:1月30 日(月)
場所:本校E棟102室
講師:東京農業大学国際食料情報学部教授 上岡美保先生による講演
食生活の変化をめぐる諸問題に関して、様々なデータをもとにお話いただき、食料自給率を上げるために食品廃棄の縮小も有効であることや地産地消の具体的な取り組みについて等幅広く知ることができ、食や農業に関わる問題について多面的に考える機会となった。参加した生徒からは「どのようなことに食と農が関わっているかなどを具体的に知ることができたことと、地域別にどのような食生活の変化があるかをデータ(数値化)で見られたことが研究に役立った。」など、感想が寄せられた。

第9回 Global Café 『ドキュメンタリー映画「THE TRUE COST」上映会』

日時:12月15 日(木)
場所:本校本校総合メディアセンター
ファシリテーター:5年2名
課題研究の一環として、5年生2名の企画によるドキュメンタリー映画「THE TRUE COST」上映会が行われた。最初に映画が制作された背景やエシカルファッションについて説明がなされ、映画を観た後「映画を観て感じたこと」「ファストファッションや消費に対する意識の変化」「自分にできることは何か」など参加者がそれぞれ考えたことを付箋に書き、共有した。参加生徒は映画の内容に衝撃を受けながらも、映画を通して現代の我々が抱える問題を深く考える機会となった。

第8回 Global Café テーマ「パラリンピック競技の種目特性を知る -実際の用具に触れてみよう-」

日時:11 月25 日(月)
場所:本校本校総合メディアセンター
講師:立教大学コミュニティ福祉学部助教 安藤佳代子先生による講演
パラリンピックの歴史や種目等についてお話しいただき、後半には普段使用する車いすと競技用車いすを比べたり、実際に参加者でボッチャを体験したりした。参加生徒に直接体験することの大切さを実感させる講演であった。