国際交流

本校生徒が5年次の海外ワークキャンプ(カナダ)で交流するバンクーバーの高校生、ベトナムやフランスで日本語を学んでいる高校生、研修のため来日しているマカオ、マレーシアの中高生、東南アジア青年の船事業参加の大学生や社会人と幅広い受け入れをしてきました。多くは半日程度学校に滞在し、本校のバディの生徒と行動を共にして日本の学校生活を体験し、昼休みや放課後に交流会を開いて互いの文化について学びます。訪問者の中高生は伝統的な踊りを披露してくれ、本校の生徒は学校に居ながらにしてエキゾチックで美しい踊りを鑑賞することができました。互いに英語を母語としないケースが多いのですが、文化的背景が異なっても、同年代の生徒同士、通じ合うものがあり、短い時間であっという間に友情をはぐくんでいます。

短期留学

St. John’s College(男子校)、Sacred Heart Girls’ College(女子校)へ毎夏短期留学(約1ヶ月間)を2011年より派遣実施しています。現地ではホームステイをしながら学校に通い、通常の授業を受けます。以下、2019年夏のプログラムに参加した生徒の声です。

5年女子  派遣先 Sacred Heart Girls’ College

私はハミルトンのSacred Heart Girls’ Collegeに留学した。音楽の授業ではバンドを組み、練習を重ねながら新たな友人を得ることができた。学校の吹奏楽部に所属し、音楽を中心とした交流ができたことが印象的だった。また、学校に多く在籍する他国からの留学生とも親しくなりおしゃべりに興じたり、昼食を共にしたり遊びに行ったりもした。他にもマオリの伝統的な学校への訪問など、貴重な経験ばかりの4週間だった。休日はホストファミリーに現地の雄大な自然を案内してもらうなど、非常に充実した4週間を過ごした。

学校の友人たちと
吹奏楽部の友人たちと

4年男子  派遣先 St. John’s College

学校の友人たちと

僕はSt. John’s collegeに通い、カトリック系の教育を受け、キリスト教の教えや習慣など、日本ではなかなか触れられないものに触れることができた。また、学校のサッカーチームに所属し、現地の友達と練習や試合などを楽しんだ。夕食時にはホストファミリーとラグビーの試合を観戦しながら、日本やニュージーランドについてしゃべりながら楽しい時間を過ごすことができた。また、休日にはハミルトン市の都市部で友達と映画を見たり、ご飯を食べたりと、非常に楽しく充実した4週間を過ごした。

JSL=Japanese as a Second Language

JSLにて

JSLは、日本語を母語としていない生徒を対象にしています。海外での経験が長いなど、日本語を使う上で不安がある生徒、日本語で授業を受けたことがない生徒(*留学生を含む)は、他の生徒と同じクラスで授業を受けながら、放課後の時間を利用し、授業の理解を深めるための日本語学習サポートを受けることができます。本校教員、卒業生や教員志望の大学生が支援を担当するため、学校生活全般のサポートを受けることもでき、自立して学校生活を送ることができるようになるために良いステップを踏む場となっています。

留学生の受け入れ

2013年度から、海外からの留学生を受け入れており、出身国はアメリカ、インドネシア、スウェーデン、中国、トルコ、ニュージーランド、フィリピン共和国、インドネシアです。本校から出発する留学生も年を追うごとに増えています。海外から本校に来た留学生達は、生活・学習経験を通じて日本を学びます。また、留学生達は海外から見た日本や日本の文化の面白いところ、留学生のいた国の紹介など本校生徒達へ海外を学ぶ機会を与えたりしています。