音楽科(芸術科 音楽):ARTで見つける“自分らしさ”

目標と養いたい力

一人ひとりが “アーティスト=表現者” である自覚を持ち、多角的な視点を持って表現を追求する

学年 科目名 時数

主な学習内容

探究テーマ

使用題材

音楽1

1.5

外国語曲の歌唱
文部省唱歌
楽典基礎
個人やグループによる表現の工夫
西洋音楽鑑賞
・黒人音楽の歴史と現代の音楽のつながり
・歌における日本語と英語の違い
・日本の音楽についてリサーチと紹介
「Michael, row the boat ashore」Spirituals
「Puff」PP&M
「赤とんぼ」山田耕筰
「魔王」F.P.Schubert
「We are the World」

音楽2

1.5

リズム基礎・応用
ボディーパーカッション
英語曲の和訳と歌唱
混声3部合唱
動画編集基礎
社会貢献と音楽の役割
・生活や社会の中のリズムや音楽
・オリジナルとそれ以外の作品の関係
・映像や音楽はヒトの感情とどう関連するか
STOMP(鑑賞)
ショートムービー製作
「ハナミズキ」一青窈
「Take me home, Country Roads」John Denver
「風に立つライオン」さだまさし

音楽3

ミュージカル鑑賞と歌唱
ギター演奏・弾き語り
無伴奏(ア・カペラ)混声4部合唱
・なぜ人は再現を通して追体験を求めるのか
・指揮者の役割とは
・音楽の構成や和音の調和は
「Phantom of the Opera」
A.L.Webber
「島人ぬ宝」BEGIN
「Winding Road」コブクロ×絢香

音楽Ⅰ

無伴奏(ア・カペラ)多声部合唱
編曲とアンサンブル
和太鼓演習
・和声が生みだす空間や時間はどんな環境か
・伝統の維持と変革の境界線は
「For the Longest Time」
Billy Joel
「Ave verm corps」V.A.Mozart
八丈太鼓

音楽Ⅱ

作曲・編曲入門
無伴奏(ア・カペラ)多声部合唱
ブルース音楽と即興表現
・なぜ人々は想い形にする上で歌(音楽)を用いるのか
・社会の風潮と芸術表現の関係は
「鴎」木下牧子
「Deep River」Spirituals
「I got rythm」G.Gershwin

音楽Ⅲ

ルネサンス期〜バロック時代の楽曲
作曲・編曲と実演
音楽史−芸術運動と歴史
ソルフェージュ
・「祈り」から始まった音楽は現代の音楽と何がどう異なるか
・他の芸術運動と音楽の運動は相互にどのような影響があったか
グレゴリオ聖歌
ルネサンス期~バロック時代の世俗合唱曲
基礎和声学
楽譜制作ソフト
ソルフェージュテキスト

単元紹介

音楽の基礎や演奏技術の習得、アンサンブル活動による集団での表現の工夫と演奏を行います。同時に、単元の学習内で教科の専門性に触れつつ、作品の分析、情報リサーチ、および探究的な課題について取り組みます。

中等1年生 日本音楽のリサーチと紹介

探究テーマ: 日本の音楽と日本人のアイデンティティーはどのようなところでつながっているか

教科書に載っている文科省唱歌や商用音楽の歌唱と鑑賞を通して作品への理解を深めていきます。
また、生徒一人ひとりが任意の楽曲(日本由来の楽曲)について調べ、日本人の民族性やアイデンティティーが作品にどう表れているのか、客観的な情報の活用と自身の考察・解釈を発表します。

中等2年生 ショートムービー製作

探究テーマ: 映像と音・音楽のつながり

動画編集の基礎を学習したのち、グループで撮影したオリジナルの動画を生徒一人ひとりが編集します。また、動画の場面で表現されるシチュエーションと効果音やBGMがどう関係しているか、映像と音楽が人の感情とどのような関連性を持っているか探求していきます。

中等3年生 ギター演奏入門と弾き語り

探究テーマ:楽器の歴史的変容から物の改良の必要性について考察する

中等2年生から継続的に、オープンコード、およびストローク奏法を中心にギター演奏の基礎について学習します。中等3年生では弾きながら歌うことを目標としています。

中等4年生 和太鼓演習

探究テーマ:他地域の人間が特定の地域の伝統についてアクションを起こすことの意義は

基本的なリズムの叩き方から応用的な叩き方を学習していきます。また、八丈太鼓による演奏スタイルに習いながら、即興的な演奏へ挑戦していきます。