技術・家庭科(技術分野):技術×問題解決
目標と養いたい力
テクノロジーにまつわるプロダクトやソリューションの製作・開発を通して、現実世界の難問に対し、グローバルな視点で批判的かつ臨機応変に対応できる問題解決能力や態度を養います。
単位数
学年 | 科目名 | 時数 | 単元名もしくは内容 | 主な学習内容 |
---|---|---|---|---|
1 | 技術・家庭科1 (技術分野) |
2 (1) |
材料と加工の技術 | 製図 材料の特徴と性質 加工法 など ラック製作を通した調査・設計・計画・製作・評価 |
2 | 技術・家庭科2 (技術分野) |
2 (1) |
エネルギー変換の技術 | 電気回路 動力伝達 発電 安全と保守点検 など 自動車モデル提案を通した調査・設計・計画・製作・評価 |
3 | 技術・家庭科3 (技術分野) |
2 (1) |
生物育成の技術 情報の技術 |
現代における食糧生産技術の課題 栽培技術 栽培を通した調査・計画・育成・評価 コンピューターの仕組みと課題 制御方法 ソリューションモデル提案を通した調査・設計・製作・評価 |
4 | (なし) | |||
5 | (なし) | |||
6 | (なし) |
学習内容 (具体例・生徒の作品・活動の様子)
技術科では、MYP Designとしてデザインサイクルを採用し、全ての単元が「探究と分析→アイデアの発展→課題解決→評価」のプロセスに沿って展開されています。
1年 材料と加工の技術
制約条件の中で、安全性やニーズに配慮しながら、身の回りの生活をよりよいものにするためのラックを自ら調査・設計・製作し、評価します。
生徒一人一人が自分の必要としているラックの条件を考え、その条件に見合ったデザインを複数提示し、その中から選択して製作しますので、できあがるラックは一人一人全く異なるものとなります。また、材料や時間、加工法などの条件を満たしながらアイデアをまとめる方法や、リスクマネンジメントと作業効率性を考えたプロセスの計画および管理など、プロジェクト型学習で欠かせない学びの経験を積みます。
2年 エネルギー変換の技術
動力伝達機構や電気回路の仕組みを用いながら、自分たちが選択したアジアの都市に見合う自動車モデルを提案するために、道路事情や環境対策、生活様式等の調査からコンセプトを設定し、ブロック型教材を使って製作・提案・評価します。
意見の取りまとめ方や役割分担など、グループワークを行う上で重要な学習スキルを養います。
3年 生物育成の技術 情報の技術
生物育成の技術では、食料生産技術に関わるテーマをグループごとに設定し、環境を変化させることで作物の成長にどんな影響をもたらすか、自分たちで株数や施肥設計、害虫防除法などの環境設定および栽培計画を考え、収穫結果および各班のデータからテーマに基づいて分析をします。
また、情報の技術では、2年次に学習したエネルギー変換の技術を応用し、複数のセンサを使って、簡易的なプログラミングや制御に取り組みます。社会における問題を解決するためのソリューションモデルを提案します。