SS理科(第1期)での取り組み・研究成果

SS理科での取り組みを「国際バカロレアプログラムの趣旨を取りいれた理科授業の実践報告~学習指導要領との対応を踏まえて~」という冊子にまとめました。以下にその内容をお知らせします。

国際バカロレアディプロマプログラムと学習指導要領との対応

本校の理科では、学習指導要領に準拠した上で、1~4年生ではIBMYPの理科を実践し、 4~6年生ではSS科目としてDPの趣旨を取り入れた授業を行っている。 SS科目の開発にあたり、まずはDPと学習指導要領との対応関係について基礎研究を行った。

学習指導要領とDP Group4の相違点(概要) >> こちら

対応表

物理領域
化学領域
生物領域
地学領域

SS理科科目カリキュラムマップ

学習指導要領とIB理科の共通の特徴を捉え、SS理科科目では具体的に以下の取り組みを実践している。

  • 「科学的な研究の方法」を習得することを目的とした実験デザインの重視
  • 「社会への応用,現代社会の課題」を授業設計の軸にする
  • 発展的学習の一部導入

各SS科目のカリキュラムマップを以下に示す。

 

単元設計の実践例

平成27年度に実施した単元設計の実践例を紹介する。
1学年理科(化学分野) 「いろいろな物質」(森本裕子教諭)
2学年理科(生物分野) 「生命の連続性」(重森健介教諭)
2学年理科(地学分野) 「気象のしくみと天気の変化」(堀内順治教諭)
3学年理科(物理分野) 「物体の運動」(長友結希教諭)
4学年生物基礎 「細胞の共通性と多様性~細胞の構造と運動~」(齋藤淳一教諭)
4学年地学基礎 「日本の自然災害」(仲沢隆教諭)
5学年化学基礎 「酸化還元反応を社会に活かそう」(森本裕子教諭)
6学年物理 「「波」が有する情報を現代社会はいかに活用しているか」(後藤貴裕教諭)
6学年化学 「化学平衡における比喩的表現とモデル化」(鮫島朋美教諭)